2008年7月21日月曜日

Body & Brain

B&B法は、ざっと以下のようなプロセスをイメージしています。
ステップ1 まずキャッチ;感覚・知覚を解き放つ。Bodyの解き放ち、リラクゼーション。
ここでは、そのとき、その場という「いま・ここ」を受け取ることから始まります。
これはネイチャーゲームのようにいろんなキャッチする知覚・心理状態を設定できそうです。

ステップ2 次にキャッチしたことのリアクトを身体で応答します。ことばも応答のかたちです。
応答はなんらかのかたち付けを伴います。ここでは応答する材料や道具などによっていろいろなかたちが設定できます。感覚・知覚と材料・道具とを関連付けることでかたち付けの方向性が生まれます。
ゴールジワージーやリチャード・ロングなんか。前者は情緒感性的、後者は理知的といえるでしょうか。
タレルなんかは生理認識的?というか。

ステップ3 ここでアイデアを持つというか、BodyからBrainへという移行です。
ここでは、身体の応答を分析、整理、要約、抽象し、練り上げます。なんでこんなかたちなのといったアフォーダンスの自覚とかレイアウトとかいうマッピングなんかもそうかもしれませんね。
目的や見通しを推論、予測、発想します。
このステップは、他者に伝わるようかたち付けします。いわゆるテーマ・コンセプトを立てる。

ステップ4 BrainからBodyへの移行です。ここでの身体の使い方は、意図や意識的な働きかけです。テーマ・コンセプトに沿いながらも身体としてのゆれやブレを持っています。くせもありますね。いわゆる頭ではわかっているけど身体がいうことを利かないと(笑)。

ステップ5 BodyからBrainへの移行です。ここでの頭の使い方は、価値や意味づけです。表現とは批評と意味の創出にあるとすれば、この過程です。いわゆる鑑賞プロセスにも重なるところでしょうか。ここでは他者を交えてのグループワークをすると効果的です。自分でも気付かなかったことが結構見つかるし、改めて他者に説明や話し、プレゼンすることで気付くことがあるからです。

ステップ6 BrainからBodyへの移行です。ここの身体はもうパフォーマンスですね。実施というか実行のライブ感、即興性、ノリを味わって法を越えずといった心境でしょうか。

まあ、ざっとことばにするとこんな感じでしょうか?もうちょっと整理が必要ですが。

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