2008年10月28日火曜日

10月24日の授業

前日の水野先生の授業を受けて、前半は公園について話をしました。
それぞれのチームがつくった公園を発表してもらった後、パワーポイントを用いて世界の公園を紹介。
ドイツ、オランダ、スイス、イギリス、フランス、スペイン、アメリカなどに見られる特徴的な公園やオープンスペースのデザインを紹介しました。

その後、学内にある葉っぱをできるだけ多くの種類集めてくることにしました。
この時期、紅葉によってかなり葉の色のバリエーションが増えていますので、それを集めてもらうことによって今後のワークの素材を知ってもらいました。
赤や黄色や緑だけではなく、赤から黄色に変化している途中とか、緑から黄色になりかけているところなど、微妙な色づき方の葉が集まりました。
また、葉に斑点などが付いているものも多く集まりました。
今後、ワークショップをする際の参考にしたいと思います。

2008年10月25日土曜日

10月23日の授業

担当;水野
環境のフィールド・ワークショップの参考事例紹介
■ネイチャーゲーム;ジョセフ・コーネル(Joseph Bharat Cornell)が1979年に著書『Sharing Nature With Children(子どもたちと自然をわかちあおう)』の中で発表した自然体験プログラム
■サウンドスケープ; 「サウンドスケープ[soundscape]」という言葉は、「サウンド」と、「~の眺め/景」を意味する接尾語「スケープ[-scape]」とを複合させたもので、カナダの現代音楽作曲家・音楽教育家 R.マリー・シェーファー [R.Murray Schafer]により1960年代末に提唱。
■路上観察学会;路上観察学会とは、路上に隠れ潜む物(もしくはその一部)・看板・張り紙など、通常は景観とは見做されないものを観察・鑑賞する。無用の長物としてのトマソンなど。

今日は、雨天のため、下記課題は、次週に持ち越し。
大学近辺の児童公園とその周辺をモチーフにフィールド・ウオッチィングを試みる。
次週までに、下見として写メールを数点、送ること。
WS フィールド・ウオッチィング<児童公園とその周辺>
;塚本児童公園と上終児童公園をウオッチィング/スケッチおよび写メール/断片、欠片(かけら)を拾う/その他
○場所の雰囲気を醸してるもの、
○場所で耳を澄ますと、目を閉じてみると、佇んでみると、、、感じたことをしるす。
○場所とのかかわりに人の気配のするもの、痕跡、汚れ、傷、張り紙、落し物、忘れ物、、、をしるす。
○この場所でどんなワークショップを企画する?/プランスケッチ
○その他;感じたことなんでもメモ
○写メールの画像サイズ480x640を基準に.添付書類にて送信、名前を忘れずに、何枚でも可。
○送り先;mizno@kca.kyoto-art.ac.jp

WS5 身の回りの材料で公園のある街角を見立てる
木切れ、小石、文具、持ち物、など、身近なものを建物や街のシンボルに見立て空想の街角を作ってみる。




2008年10月22日水曜日

10/17の講義

山崎です。

10/17の講義では、まずはじめに前日の水野先生による「地心館および周辺マップ」を完成させました。
その後、学内の「お気に入りの場」を見つけてもらって、そこでの環境からの刺激と、それに応じる意識の変化を記述してもらいました。

学内における「お気に入りの場」は人それぞれで、屋外ばかりかと思っていたら屋内や個室(トイレの個室も含む!)などもあって、かなりのバリエーションでした。

そのお気に入りの場でリラックスできる体勢でくつろいでもらい、(1)そのとき感じた音や匂いや見たものや風や虫など、環境からの刺激をメモしてもらいました。同時に、(2)そのとき思い浮かべたことの移り変わりもメモしてもらいました。

環境からの刺激は常に複数が同時に自己へと働きかけているものです。ところが僕たちはそれを認知した順に把握する。その場所に最初から響いていた音が耳に入ってきていない場合もあるし、自分が座っているすぐ横にある蜘蛛の巣に気づかないまま遠くを見ている場合もあります。あるきっかけで別の刺激を認知し、それがきっかけでさらに別の刺激を認知することになる、ということの連続を体験してもらいました。

また、そのときに自分が思い浮かべることの変化も体験してもらいました。環境からの刺激が関係して思い浮かべること(学食から食べ物の匂いがした→今日の晩御飯は何にしようかな?)と、環境からの刺激とは一見関係ないような想起のされ方(吉田松陰像の前に座る→今日の夜もバイトがあるんだった。。。)と、2種類についてメモしてもらいました。

こうした「環境からの刺激」と「自分が思い浮かべたこと」の変遷をメモしてもらい、それを教室でまとめてから発表し、全員でその「変遷」を共有しました。

「環境と表現」について考える場合、環境の知覚は人によって違うだけではなく、同じ人でもそのときの状況や時間の経過とともに違った知覚になるということを知ってもらいました。このことは、ユクスキュルという生物学者が「生物から見た世界」という著作のなかでヤドカリの観察を用いて説明していることでもあります。次回は、みんなが環境から感じ取ったことなどを用いて理論的なことを話しつつ、次のワークへ移りたいと思います。

次のワークでは、風景が移り行くことと自分が移動することを同時に記述する方法を開発してみたいと思います。風景を観察していると、目の前を鳥が飛んで行ったり、落ち葉がヒラヒラと落ちたり、友達が寄ってきて挨拶したり話をしたり、虫が自分の腕にとまったりします。こうした風景や環境の変化をどのように記述・記録すればいいのでしょうか。そして、さらに複雑なことに、観察者本人も移動することになりますので、移動すればするほど風景はダイナミックに変化します。木々の間を歩いていたと思えば建築物が出てきて、その建築物の内部へ入っていくことになる。
自分も動くし風景の構成要素も動くという複雑な移動空間認知をどのように記述すればいいのか。この問題をランドスケープアーキテクトのローレンス・ハルプリンという人は「モーテーション(モーション+ノーテーション)」と名づけました。モーテーションとは彼の造語です。「動き」と「記録」を組み合わせた造語を使うことによって、自身の動きとそのとき認知される連続的な空間の関連性をどう記述していくのか、ということを研究しました。

次回の授業では、みなさんなりにルールをつくって空間の記述を行ってもらおうと思っています。まずは止まった状態で、環境の変化だけを記述する方法を開発してもらいます。次に、観察者自身が動き出したときの空間の変化を記述する方法を開発してもらいます。

ひょっとしたら、次回の授業では「止まった状態における空間の変化」を記述するだけで時間が終わってしまうかもしれませんが。。。

2008年10月20日月曜日

10月16日環境の気づき


step 1-3環境の気づき  担当;水野
前回の写メールを鑑賞;
ブログの紹介;http://mawarikara.blogspot.com/
環境とワークショップ;資料「枠のない表現」小串里子、
→<その場、そのとき>をベースにどんな表現活動が可能か。
この本では、ワークショップという手法を表現活動に展開していった経緯と事例を紹介。
直接、僕がワークショップというものに興味を感じた一冊です。
WS(以下、ワークショップ)は、ある意味、その場との応答力が問われる手法であり、同時に参加者も含めどのようなことが引き出されるか、引き出せるかというアフォーダンスの手法や視点をもたらすと思える。
アフォーダンスって?
資料;「庭先地元学」波見でのワーキング報告/地球デザインスクール
→<地元学>という、その場にどっぷりつかっている地元の<土の人>と、外からの訪問者、<風の人>との交換から何が生まれるのか。当たり前になってるインサイダーと知らないアウトサイダーとのミックスジュースは、どんな味のするものができるのか。
まずは、なんでも知覚、感じ、思うところ、はてな?、変だ、とまあ、記述することからはじめてみよう。

WS04 地心館とその周辺をマッピング;観察と探索
4人グループでワーキング(継続)→全紙に描出、体側で図る、

2008年10月14日火曜日

10/10の授業

山崎です。
先日の授業内容を報告します。

この日は、みんなの頭の中にある地図を描いてもらいました。
その後、各人の地図を重ね合わせて共通部分を明確にし、最終的には全員がイメージする大学の「パブリックイメージ」を割り出しました。

①大学構内の地図をそれぞれに描いてもらいました。

②3人1組になってそれぞれの地図を統合し、3人のパブリックイメージを作成しました。

③2組を1組に統合し、6人のパブリックイメージを作成しました。

④6人組を2つ統合し、12人のパブリックイメージを作成しました。

⑤12人のパブリックイメージが2つ完成したので、それらを見比べながらパブリックイメージの構成要素であるパス(細長いもの)、エッジ(縁になっているもの)、ランドマーク(目立つもの)、ディストリクト(一定のまとまりをイメージさせるもの)、ノード(結節点になっているもの)について説明しました。
送信者 こ学


人々が頭の中に描いている地図はそれぞれ違うのですが、それを統合させていくと多くの人が共通してイメージしている場所というのがあります。これを明確にすることによって、たとえば大学のどの場所を飾れば多くの人が「最近大学がきれいになってきたなぁ」と思うのか、ということが分かるようになります。もっとも効果的な場所を改変することで、少ない負荷で多くの効果を得ることができるというわけです。
環境デザインに携わるものは、都市のパブリックイメージを意識しながら、どの場所に開発を行うべきなのか、ということを考えています。
幼稚園や保育園でも、5つの要素を見つけ出して、園児が共通して頭の中に描いているパブリックイメージを意識しながら絵を貼る場所を決めたり、遊戯のための場所を決めたりすることができます。これによって、場所への愛着を増したり環境の変化を促したりすることができるはずです。

以上のような話をしました。

2008年10月9日木曜日

第2週10月9日step 1-1 環境の知覚

環境を知覚する手法の紹介とエクササイズ;
WS02 感覚描出;写真をみて感覚・知覚したことを描出する。
 図版10点、
 瞬間1秒内で;no.1~10 描画30秒
 二回目;同じ画像を
 30秒の提示で 描画60秒(最初の画面に追記する)色を変えて描写。A3用紙に色鉛筆
素材写真は、水野の写メール画像10点
提示方法は、パソコンによるパワーポイントでプロジェクション。

見えたこと、感じたことをドローイングにあらわす。記憶や認知のかたちと目が応答するかたち。
Seeing is believing.(百聞は一見にしかず)か、どうか?
目に飛び込んでくる<プンクツゥウム>と見ようとする<ストゥディウム>
次に、それぞれ描いた絵をもとに、ことばで描写する。記憶とドローイングをもとにことばをそれぞれ書き出す。見える、見たということと、ことばに置き換える、ことばで表すことで意識化をはかる。

ws03 写メールで地心館とその周囲を撮影し、送信する。
環境の知覚として写真による意識化の練習。
ドローイング、絵とことば、そして写真メディアによる場所の知覚。

2008年10月8日水曜日

畑中校長先生と

今日、8日、北白川小学校に中川さん、笠原くんと訪問しました。
畑中校長先生との話では、以下のことで合意です。
1.時間の枠組みは検討するとして、図工の時間とか総合の時間とか、環境教育につながるかたちで中川さんのワークシートを利用しての小学生対象のワークショップを試みる。次年度のカリキュラムに組み込めるかは、今後の展開しだいといったところでしょうか。内容の詰めは、手を挙げてくれた先生と詰めていく。
最初は、中川さんと水野とで感性による環境の気付きといった視点でアプローチするのがいいかも。教科では図工の時間が融通がききそう。
2.こ学の学生が、小学校をフィールドとして使うことはできます。但し、訪問日時、時間、人数など、あらかじめ連絡し学校行事や授業を妨げないこと。下校時間は、秋からは午後4時となること。
窓口は、昨年の芸術療法講座のように本学のプロジェクトセンターの徳丸さんにお願いします。
3.研究会;<週末こどもとアートしよう会>の第3回目の講座(来年の1月10日土)を北白川小学校で開くこと。図工室でワークショップ、ふれあいサロン室で講座をというかたちです。具体的内容は今後詰めていく。
以上です。
環境と表現の授業展開として、フィールドワークの一つの事例になればいいなとおもいます。さらに発展していって小学校がワクワクするいつもとは違う表情をもった場に感じられるといいかなと思います。
来週火曜日15日は、左京区養生保育所にて2回目の保育内容研修会をやります。養生保育所も出町柳にあり、フィールドワークが出来るといいですね。

北白川小

水野先生
本日はお疲れ様でした。環境といい規模といい、良い感じの小学校ですね。
笠原さんのお話もいろいろ興味深く、刺激になりました。

ところで、「きむらとしろうじんじん」さん。どーも『OSOTO』でみたことがあるような気がして調べてみたら、やはり、創刊号に載っていました。確かに、パンク、です。(笑)もしかしたら、山崎先生、ご存知なのでしょうか?

ハコプロについても調べてみると、事務所が職場の近くでした。今度ちょっと覗いてみようかと思います。

2008年10月6日月曜日

第2週へ;教室、校舎の環境から

第1週目の山崎さんの授業は、さすが、あっという間に学生たちのフレンドリーで心に触れる気持ちを引き出していて、テンションの高い笑いのある授業でした。導入としては、もう最高でした。
「実は、わたしは、、、」という投げかけは面白いし、参加意識やかかわりを親密にさせてくれてとても有効的でした。僕も今度、どこかで試して見ます。
ところで、今週は、教室のある地心館を知覚するという視点で、いろいろ観察、ウオチィング、気づきを見つけたいと思っています。
手法としては、スケッチ、写メール、拾い物、などですが、意識する手立てとして、メモやスケッチを導入に考えてます。
環境の知覚のスケッチとして、以前、曽和さんが話してた、写真を見せてスケッチさせるという手法ですが、ネイチャーゲームにカメラゲームというのがあります。これをミックス応用して、写真を数秒見せてスケッチする。クロッキースタイルでパッと何を意識したかを見るのに使えないか?
写真を見せる時間の長さを変えることで、骨組みからディテールへと導入できないか?
さらに、写真からどんなことを気づけるか、連想や想像まで含めてのグループワークができないか?
素材の写真を僕の方で用意することから、学生各自で採集・撮影したものを使えないか?
といったことを思案してます。
そのほかの環境の知覚のスケッチとして、
例1)触覚のマチエールを採集する。
例2)音、陰影、空気、印象、雰囲気、佇み、などの意識化を図化してあらわす。
例3)各自(椅子をもって)ぼけっと座りほうける場所を探す。そこでの感じをあとで報告しあい、場所をイマジンしあう。等、を検討中です。
展開としては、地心館を設計した者の意を汲むというところまで触れられるといいのですが、、、。

2008年10月5日日曜日

10/3

事前の書き込みどおり、やっぱり前半で時間いっぱいになりました(笑)。
以下、3日の授業内容を報告します。

3限目:
・山崎の自己紹介
・環境デザインの仕事として、「千里リハビリテーション病院」の計画プロセスを説明。
→環境から情報を読み取って(インプット)、それをデザインに落とし込む(アウトプット)作業について説明。
・「環境と表現」に関する考え方
→「環境」からインプットして「表現」としてのアウトプットを行う。柔軟なアウトプットのためには、多くのインプットが必要。体感した多様なインプットを元に適宜多様なアウトプットを生み出す力を育てること。インプットは人生で体験することすべて。より多くのインプットを得るためには、自ら進んで動くことが大切。
→「環境」は自然だけではない。落ち葉や木の枝、土や石も環境だが、人工物であるアスファルトやコンクリートも自分を取り巻く「環境」。さらに友達や先生などの人も「環境」。自分を取り巻く「環境」からのインプットを大切にすること。
・インプットの事例として家島地域での「探られる島」プロジェクトを紹介。
→フィールドワークの大切さ。

4限目:
・学生の自己紹介。
・名前、出身地、「実は私は○○なのです」。
→かなりマニアな「実は私は○○なのです」が聞けた。キャラクターが多様なクラスだと実感。

以上が3日の授業内容です。

2008年10月3日金曜日

10/3の授業

さて、ぎりぎりになりましたが、水野先生の書き込みを見せてもらいながら明日の授業のことを考え始めました。ラフに考えていることは以下のような内容です。

・山崎の自己紹介+プロジェクト紹介
・プロジェクト紹介のなかで家島でのフィールドワーク「探られる島」を紹介。
・フィールドワークの重要性を強調。環境を観察することの楽しさを理解してもらう。
・その他、有馬富士公園の運営、千里リハビリテーション病院のデザイン、ホヅプロ広場のデザインなど、環境デザインの仕事を紹介。
・ws学生の自己紹介。アイスブレイクゲームを含めた自己紹介を体験してもらう。

ここから先はきっと時間が無くなるので次回。

・環境の認知。ユクスキュルの話など。
・ケヴィン・リンチのイメージマップやパブリックイメージの話。環境の<意味>を多様に把握することの重要性を強調。
・ws造形大のキャンパスのイメージマップを描いてもらう。それらをすべて地図上にプロットして、こども芸術学科の学生が頭の中につくり上げているパブリックイメージを明らかにする。

以上のネタをそろえて明日の授業に臨みますが、どう考えても前半だけで時間いっぱいになるだろうと思います(笑)。後半はまた来週、ということになりそうです。

2008年10月2日木曜日

第1週 10月02日授業オリエンテーション

授業シラバス資料、概要

造形表現Ⅳ 環境と表現 2008年度後期 Ⅲ,Ⅳ講時 こども芸術学科2回生
担当者 木)水野哲雄 金)山崎 亮
●授業概要
こども芸術の総合的表現として<環境と表現>をとりあげる。<身体>の気づきから、<遊び>の行為、そして意識化という<ことば>から、取り囲まれている生活空間をベースに、環境の気づき、環境への関わり、環境との創発という切り口で具体的な総合的表現をまなぶ。

●授業計画;STEP1 <環境の気づき> 第1週10/2,3 第2週10/9,10 第3週10/16,17 第4週10/23,24 第5週10/30
;生活環境、自然環境、道具的環境、など、環境の多様な側面をネイチャーゲームやフィールドワークなどを通じて知覚する。
例)・ネイチャーゲームやフィールドワークについて(具体的な事例の紹介+学内での実施)
・北白川小学校や保育園などでネイチャーゲーム?フィールドワーク?
・環境を認知することについて(ユクスキュルなどの紹介)
・中川さんのワークブック実施(学生が実施してみる)他

STEP2 <環境への関わり> 第6週11/13,14 第7週11/20.21 第8週11/27,28 第9週12/4,5
;具体的な環境要因である<雰囲気>、<音>、<時間>、<行為>、など、環境要因をもとに場の演出、インスタレーション、造形保育などを通じたデザインを試みる。
例)・アンディー・ゴールドワージーやリチャード・ロング的な環境アートの試行
・ホヅプロ現場における試行(そこにあるものを使った即興遊び)、他

STEP3 <環境との創発> 第10週12/11,12 第11週12/18,19 第12週1/8,9 第13週1/15,16 第14週1/22,23 第15週1/29,30(合評)
;具体的な場所や環境設定からどのような環境デザインや環境保育が実施提案できるかを試みる。
例)・環境保育プログラムの検討、他

●到達目標;空間や場所とのかかわりを五感を通じて感受できると同時に、それらをモチーフに生かし表現することができる。身の回りに対する感性や働きかけを読み取ることができ、アフォーダンスや造形保育、幼児造形、環境保育などの概要を理解する。
●評価方法;
出席、成果物、ポートフォリオ(ブログ)、等による総合評価

はじめに

授業テーマの「環境」について;自然環境から地域社会環境、情報環境、心理的環境、など、身心を覆ってる環境ってなんだ。まずは身の回りからどのようなことに気づくのか見直す。

●ws教室の環境を意識する;教室整備=居心地のいい場所づくりと意欲の湧く教室づくり
 教室という場所には、雰囲気や気分、緊張感や集中感などの意欲の湧き出るミリュー(精神的空気)といった環境意識が大切だ。自分の学びの場や座として刺激し会える雰囲気を創発するにはどう工夫をし、関わったらいいのだろうか。日常の場所を意識することからはじめよう。
教室でのアクティビティという活動は、汚したり、モノを作り出したり、展示プレゼンしたり、とエピソードが生まれてくる。これらのアクティビティのかけら(欠片)や生まれたモノは、教室の記憶であり歴史でもある。これらの痕跡を大切にしよう。これらは、教室という環境をつくっていく要素だといえる。是非、ゴミとワークの切り替えや気持ちの有り様に気持ちの良い教室づくりに意を凝らしてください。

●wsこの夏、保育園実習先の園のイメージ・マッピング;保育園の環境を図にして発表。





●次回予定
 「環境」についての意識とイメージ、授業内容についてのフリートーキング
 授業ブログと情報共有化について
 次週の案内; 授業ブログ、北白川小学校とのかかわりで、
 お知らせ; 1)6日の満月アートフェスタと搬入
 お知らせ; 2)プレイフル・デザインスタジオWS
 その他;教室環境に必要なこと

もう10月ですね

水野先生
8日、13時半にこども学科研究室。
了解致しました。
楽しみにしています。

2008年10月1日水曜日

北白川小学校

水野です。京造ねぶたもなんとか終えて、後期が今日から始まります。
授業は、初日のガイダンスでは、<環境と表現>を巡っての課題提起と、この夏保育実習での経験を保育園の環境という視点で園のイメージマッピングをやろうかなと思ってます。
授業ブログを授業日誌記録というかたちではじめます。新たに授業ブログを立ち上げます。
フィールドワークの一つに北白川小学校を取り上げたいと思います。

来週の水曜日8日、午後2時に校長先生とアポをとっています。中川さん、1時30分にこども芸術学科の研究室にお越しください。少し打ち合わせをして小学校にいきましょう。大学から徒歩10分です。
内容は、授業連携の件と自主的な授業外でのこどもたちとのかかわりでどんなことができるか、小学校の希望と合わせての件案。さらに、地元の地域活動とのことなど(昨年は、地元のアートフェアwsに参加)。

山崎さん、実習教室に必要なものを順次、取り揃えたいと思っています。3日の授業日に僕は2時過ぎ~3時ごろに覗きます。授業後、打ち合わせをしましょう。