2008年10月2日木曜日

第1週 10月02日授業オリエンテーション

授業シラバス資料、概要

造形表現Ⅳ 環境と表現 2008年度後期 Ⅲ,Ⅳ講時 こども芸術学科2回生
担当者 木)水野哲雄 金)山崎 亮
●授業概要
こども芸術の総合的表現として<環境と表現>をとりあげる。<身体>の気づきから、<遊び>の行為、そして意識化という<ことば>から、取り囲まれている生活空間をベースに、環境の気づき、環境への関わり、環境との創発という切り口で具体的な総合的表現をまなぶ。

●授業計画;STEP1 <環境の気づき> 第1週10/2,3 第2週10/9,10 第3週10/16,17 第4週10/23,24 第5週10/30
;生活環境、自然環境、道具的環境、など、環境の多様な側面をネイチャーゲームやフィールドワークなどを通じて知覚する。
例)・ネイチャーゲームやフィールドワークについて(具体的な事例の紹介+学内での実施)
・北白川小学校や保育園などでネイチャーゲーム?フィールドワーク?
・環境を認知することについて(ユクスキュルなどの紹介)
・中川さんのワークブック実施(学生が実施してみる)他

STEP2 <環境への関わり> 第6週11/13,14 第7週11/20.21 第8週11/27,28 第9週12/4,5
;具体的な環境要因である<雰囲気>、<音>、<時間>、<行為>、など、環境要因をもとに場の演出、インスタレーション、造形保育などを通じたデザインを試みる。
例)・アンディー・ゴールドワージーやリチャード・ロング的な環境アートの試行
・ホヅプロ現場における試行(そこにあるものを使った即興遊び)、他

STEP3 <環境との創発> 第10週12/11,12 第11週12/18,19 第12週1/8,9 第13週1/15,16 第14週1/22,23 第15週1/29,30(合評)
;具体的な場所や環境設定からどのような環境デザインや環境保育が実施提案できるかを試みる。
例)・環境保育プログラムの検討、他

●到達目標;空間や場所とのかかわりを五感を通じて感受できると同時に、それらをモチーフに生かし表現することができる。身の回りに対する感性や働きかけを読み取ることができ、アフォーダンスや造形保育、幼児造形、環境保育などの概要を理解する。
●評価方法;
出席、成果物、ポートフォリオ(ブログ)、等による総合評価

はじめに

授業テーマの「環境」について;自然環境から地域社会環境、情報環境、心理的環境、など、身心を覆ってる環境ってなんだ。まずは身の回りからどのようなことに気づくのか見直す。

●ws教室の環境を意識する;教室整備=居心地のいい場所づくりと意欲の湧く教室づくり
 教室という場所には、雰囲気や気分、緊張感や集中感などの意欲の湧き出るミリュー(精神的空気)といった環境意識が大切だ。自分の学びの場や座として刺激し会える雰囲気を創発するにはどう工夫をし、関わったらいいのだろうか。日常の場所を意識することからはじめよう。
教室でのアクティビティという活動は、汚したり、モノを作り出したり、展示プレゼンしたり、とエピソードが生まれてくる。これらのアクティビティのかけら(欠片)や生まれたモノは、教室の記憶であり歴史でもある。これらの痕跡を大切にしよう。これらは、教室という環境をつくっていく要素だといえる。是非、ゴミとワークの切り替えや気持ちの有り様に気持ちの良い教室づくりに意を凝らしてください。

●wsこの夏、保育園実習先の園のイメージ・マッピング;保育園の環境を図にして発表。





●次回予定
 「環境」についての意識とイメージ、授業内容についてのフリートーキング
 授業ブログと情報共有化について
 次週の案内; 授業ブログ、北白川小学校とのかかわりで、
 お知らせ; 1)6日の満月アートフェスタと搬入
 お知らせ; 2)プレイフル・デザインスタジオWS
 その他;教室環境に必要なこと

0 件のコメント: