2008年7月17日木曜日

「環境と表現」シラバスです

履修要項2008に記載の授業概要です。(確認のため)
造形表現Ⅳテーマ「環境と表現」(後期)
○対象;こども芸術学科2回生(約30名)
○授業概要;
こども芸術の総合的表現として<環境と表現>をとりあげる。<身体>の気づきから、<遊び>の行為、そして意識化という<ことば>から、取り囲まれている生活空間をベースに、環境の気づき、環境への関わり、環境との創発という切り口で具体的な総合的表現をまなぶ。
○授業計画;
10/2~/30 第1~18講時 <環境の気づき>;生活環境、自然環境、道具的環境、など、環境の多様な側面をネイチャーゲームやフィールドワークなどを通じて知覚する。

11/~12/5 第19~34講時 <環境への関わり>;具体的な環境要因である<雰囲気>、<音>、<時間>、<行為>、など、環境要因をもとに場の演出、インスタレーション、造形保育などを通じたデザインを試みる。

12/11~1/23 第35~54講時 <環境との創発>;具体的な場所や環境設定からどのような環境デザインや環境保育が実施提案できるかを試みる。

○到達目標;
空間や場所とのかかわりを五感を通じて感受できると同時に、それらをモチーフに生かし表現することができる。
身の回りに対する感性や働きかけを読み取ることができ、アフォーダンスや造形保育、幼児造形、環境保育などの概要を理解する。
○評価方法;
出席、成果物、ポートフォリオ、等による総合評価
以上です。

但し、この授業概要は計画案です。実施にあたっては修正、変更、調整等、必要に応じて対応です。
中川さんの質問に対しては、
「こども学科の学生さん自身が環境を読み取って表現を模索するカリキュラム」という理解で基本的にはいいと思います。環境とのかかわりの表現のなかに「こどもたちを相手にしたプログラム作成」といったことも当然入ってくると思います。でも、もっと拡大して、なにか新しいこども芸術なんですから、チャレンジというか、こども芸術ならではの視点や切り口が見えてくると面白いなと思っています。
同時に、教授法というか、ポートフォリオ・ラーニングやアクティブ・ラーニングなど、まだよくわかりませんが、いろいろ実験できるといいなと思います。まずわれわれが楽しまないと学生に伝わらないと思うので。

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