2008年7月15日火曜日

ブログで授業準備

ブログで授業準備を進めるというのはいいアイデアですね(笑)。
何度でも過去の情報交換を参照できますしね。
どこからでも入力できるのがありがたいです。

以下に、僕の返事も転送しておきます。


環境デザインの授業で担当しているのは、通学では「ランドスケープデザイン論(公園や庭園の設計の歴史を教える授業)」と、設計演習(京都市内の近い場所を敷地に設定して学生たちが検討するデザインを批評する授業)と、卒業制作(設計演習の長いバージョン)です。
通信では、同じく設計演習系とプレゼンテーションの授業(人前で話をすることに慣れてもらう授業で、自分の意見をどう効果的に聞き手へ届けるかということを教える授業)、そして卒業制作です。
今年からワークショップの方法を教える授業やブレーンストーミングやKJ法などを教える授業も担当します。複数の人たちと議論してアイデアをまとめていくときに使うスキルとして、これからのランドスケープデザイナーには必要なことだろうという曽和先生の発案です。声の大きな人の意見ばかりが通ってしまう会議にしないためにポストイットを使ってアイデアを膨らませていく方法や、ファシリテーションのスキルおよびそのグラフィック方法など、子ども芸術学科の学生が知っていて損は無い内容なのかもしれませんね。

あと、ネイチャーゲームなども知っていると便利です。ふと手にした落ち葉や街路樹や土など、そのあたりにあるものを使って簡単なゲームができると便利なのではないでしょうか。ネイチャーゲームは数百の種類があるのですべてを覚える必要はありませんが、身近な環境でできるゲームをいくつか知っておくといろんなシーンで使えます。

ほかには、アイスブレイクゲームやチームビルディングゲームなども僕らの分野でよく使うスキルですね。緊張関係にあるこどもたちをどう朗らかにするのか。そのことをネイチャーゲームなどと組み合わせれば、屋外ならではのアイスブレイクになるかもしれません。

路上観察、いいですねぇ。やってみたいところです。

実際の場所に対して提案する場合は、ハードへの提案とソフトに関する提案のバランスを考えたいですね。環境デザイン学科だと、その比重が極めてハードに重きを置いているので、いつもバランスが取れていないなぁ、と思うことが多いのです。
その場所で何をするからどんな施設が必要なのか。そのバランスを重視したいと思います。
環境を読み取って、その場所ならではのアクティビティデザインを展開するとか、あるいはアクティビティ同士をうまく結びつけて、一連のプログラムをデザインしてみるというのも面白いかもしれません。個々のアクティビティデザインは、アイスブレイクゲームだったりネイチャーゲームだったり、チームビルディングゲームだったりするので、環境や素材を読み取って自分でつくってみることができます。そうして出来上がった複数のアクティビティを、「起承転結」を考えながら結び付けてプログラムデザインするというのは少し高度な技術が求められますね。
当然、アクティビティとアクティビティの間に休憩が必要だったり、振り返りが必要だったり、最後の共有が必要だったりしますから。

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