2008年7月19日土曜日

ちょっと試しに

先日13日の公開授業のときに1年生対象で<からだと表現>wsをやりました。
カラーテープをつかってのものです。

こんな感じで教室とその屋外をテープで張り渡したのですが、やってみて気付いたことは、場所に応じて風が通るとか、音が響くとか、狭いところから広いところへ(その逆も)の空間の動きとか、なんとなく落ち着く場所とか、いろいろな空間の表情というか、かかわるこちらの意識なんでしょうが、そんなものが見え隠れしてきたことは実感ですし、発見でした。でも、wsでは、残念ながらそこまでの余裕というか、気付いた人は少なかったようです。それは、テープを張ることに夢中で、鑑賞というかその場の雰囲気や空気を感じながらとまではテンションがあがっていて無理だったようです。
鑑賞に時間をさいて味わえばよかったと思いますが、鑑賞方法の工夫がいりますね。
ネイチャーゲームのような認識レベルを自覚する方法でしょうか。
僕の理解では、いわゆる環境教育というと知識偏重とまではいいませんが目的的なんですね。わるくはないんですが、目的のフレームをはみ出てのことが現れにくい。表現だと共通のテーマや意図を共有しながら、それぞれ異なることを目指そう?という自己主張とか、目的というか完成図を描かないで進めながら場当たりで探し造っていくという気持ちがありますから、そこの辺が知識と感性とのせめぎあいという、どっちをとるかという方向に分かれる気がします。でも、知識と感性とは、一体のものなんですが。デスクワークとボディワークの行き来をもっとうまく運べないかと思っています。
KJ法の川喜多二郎が、このあたりを書斎科学と野外科学といったようなことで指摘してたように思うのですが、BodyとBrainのB&B法を具体化できないかな。と思わされたカラーテープをつかってのWSでした。

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